『童謡を聞くだけで音感が身につくCDブック』

暑い日が続いていますね。私の住む地域は、標高が500m程あるので、それでもだいぶ涼しいとは思いますが。住み始めて10年、この気候に慣れてしまうと、27度を超えるあたりから非常に暑く感じてダラ~っとしてしまいます。

私の教室は、自宅の1室です。この時期は、生徒さんがいらっしゃる30分ほど前から冷房をかけて部屋を涼しくしておきます。ただ、その涼しくなった部屋の中で掃除や準備をしていると、徐々に暑くなってきて汗が出てくるわけです。設定した温度に慣れてしまって、その温度でも『暑い』と感じるわけですね。
さて、30分ほどして生徒さんが見えます。外界の暑い空気から教室に入ってくると、皆さんだいたい「涼しぃ~」と仰るわけです。

よなおしギターのレッスンを始めてから、いわゆる『音感』という感覚が身に付いていないお子さんを相手にレッスンをすることが増えてきました。

皆さんがもし『音感があるとはどういうことだと思いますか?』と聞かれたら、どうお答えになりますか?

例えば、『歌を正確に歌える』とか『楽器の演奏が上手』とか、そういうことが出来る人は『音感がある』と感じますよね。そしてその究極の状態が『絶対音感』ということになるでしょう。

我々は、『音感』と聞くと、もうすでにかなり高度な感覚を身に付けている状態のことを想像してしまい、その感覚を身に付けるのにはある程度の才能や努力が必要だと思ってしまいますよね。

ただ、もちろん、今『音感がある』と言われる人であっても、本当にとてつもない才能がある人以外は『音感が無い状態から音感が身に付いた瞬間』があったはずなんです。で、その瞬間というのは、『音感』の初歩の初歩に足を踏み入れた瞬間であり、絶対に誰でも体験できるはずなんです。

つまり、その『音感が無い状態から音感が身に付いた瞬間』がどのような形で行われたのかさえ分かれば、あらゆる人に『音感』を身に付けてもらう方法も確立できるのではないかということなんです。

人間の感覚とは非常に曖昧ですよね。例えば、先の気候や冷房の話。涼しい気候でも慣れてしまえば暑いと感じ、冷房が効いた同じ室温の部屋でも、その中で動けば暑いと感じるのに外から入れば涼しいと感じる。例えば、音感と同じ耳からの情報で例えれば、ロックバンドが演奏しているコンサート会場内では、普通の声の大きさでは会話が成り立たないぐらい小さい声と感じ、クラシックギター1本の演奏会場では、普通の声での会話も大きいと感じる。

『音感』も、もちろん上記の例と同じような人間の感覚であるのは間違えないでしょう。つまり、かなり曖昧な感覚であると。

専門的に音楽や楽器演奏を勉強してきた人、勉強していなくても、音楽や楽器演奏が好きな人にとっては、『他の音と比べてこの音が高いか低いか』という感覚、つまり音楽をやる上で非常に重要な『音程の上がり下がり』の感覚は当たり前に身に付いているのですが・・・・
音楽や楽器演奏が苦手で全然分からないという人にとっては、そもそも『音の高い低い』という感覚が非常に曖昧であると推測できるわけです。それは、よほど『音感』なんかよりも人間の生活と直結している気温の感じ方でさえも、その感覚は先の例のように非常に曖昧であることからも分かるわけです。

より具体的に説明します。音楽に携わる人間にとっては 『ド⇒レ』 と順に音が鳴れば、音程が上がったと当たり前のように感じることが出来ますが、音楽が苦手な人にとっては、 『ド⇒レ』 と順に音が鳴っても、音程が変わらないとか音程が下がったと感じてしまう、あるいは、そもそも音程の上がり下がりがどんな状態なのか分からず『音が2つ鳴っただけ』としか感じない可能性があるということなんです。

そう考えると、『音感が無い状態から音感が身に付いた瞬間』というのは、『音程の上がり下がり(音程が変わらないも含め)が分かった瞬間』なのではないかと思うんです。

『音感』がまだ身に付いていない子によなおしギターのレッスンをしていますと、始めの内は、よく知っているメロディ(例えば『チューリップ』のメロディ)でも、『次の音が上がるのか下がるのか』ということが分からず戸惑ってしまうんです。それでも、2~3ヶ月レッスンを続けますと、徐々に『音程の上がり下がり』という感覚を理解し始めてきて、『次の音を鳴らすのには上下どちらの弦を弾けばよいか』ということが理解でき、例え初めて弾く曲でも間違えが格段に少なくなっていくんです。

つまり、これが『音感が無い状態から音感が身に付いた瞬間』であると言えるのだと思うんです。

これは、よなおしギターが、レベル1の曲の演奏であれば『音程を上げたければ下の弦を弾き、音程を下げたければ上の弦を弾く』という非常に単純な操作で音程の上げ下げを操れる構造だから可能なことなんですね。

ここにきて、よなおしギターのまた新しい可能性が見えてきました。それは、楽しく確実に誰でも『音感』を養うことが出来るツールであること、またそのことにより『音楽への苦手意識を克服することが出来るツール』となり得ること。

そして、先日発売された 友寄隆哉 著 『童謡を聞くだけで音感が身につくCDブック』もまた、同じように楽しく確実に『音感』を養うことができるツールであると言えます。

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このCDブックでポイントとなるのは、『階名唱法』と『移動ド唱法』の2つです。

詳しくは本書を参考にして頂けるとよいのですが、先の気温の暑い寒いという感覚を例にしますと・・・

『気温』という人間の感覚では曖昧なものを温度計を使って毎回しっかりと確認することで、感覚と数字を一致させる練習をし『気温が上がった下がった』という状態を記憶する。また、いわゆる『絶対音感』とは、気温に例えればどんな状態でも温度計を見ることなく、『今は何度です』と正確に言い当てることと同じようなもので、それは普通の人間には非常に難しいこと。それなら、今の自分にとって最も快適な気温をつかみ、その気温を基準にすることで、万人が『(適温から)気温が上がったり下がったりしている』という感覚を身に付けていくことが可能となる。
追記:これは、まだ気温という概念が無い幼い子供が、感覚を含めたあらゆる情報を得て自ら服を脱ぎ着するなどして温度を調節できるようになっていく過程と同じですね。

『童謡を聞くだけで音感が身につくCDブック』は、そんな方法で自然に『音感』を身につけることが出来るツールとなっています。

※すみません、分かり易く説明するために例え話をして余計に分からなくなるという得意のパターンになってしまった感じがします。

この本で紹介されている手法は、題材を『童謡』に絞っている点、題材となる曲を全てハ長調に直している点、題材の選曲等、よなおしギターで音楽を楽しむ時のそれと共通点がとても多いです。著者の友寄氏は、私の尊敬するギターリストの1人で、その豊富な経験と知識、それと何より、時に非常にシンプルに、また、あらゆる角度から難解な音楽理論を考察し効果的な習得方法を発見される凄い方です。

『童謡を聞くだけで音感が身につくCDブック』を読んでいますと、友寄氏の考え方の延長線上に、よなおしギターと同じような構造の新しい楽器の発明があってもおかしくないとさえ感じます。

楽しく『音感』を手に入れたいという方、また、よなおしギターに興味のある方にも是非手に取って頂きたい本です。

詳細はこちらをご覧ください⇒<a href="https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001723.000005875.html" target="_blank"><strong><span style="font-size:150%;line-height:150%;"><span style="color:#ff0000">「♪もしもしカメよ、カメさんよ〜」が「♪ソミソミミレレ〜レレドレミ〜」に聞こえる!?CDをくり返し聞くだけで、誰でも、何歳からでも“音感”が身につく『童謡を聞くだけで音感が身につくCDブック』が発売 </span></span></strong></a>